わたくし、40歳ブロガー・フォンがDAOでメタバースイベントを作ったら、1900人が参加して異世界だったお話をします。
結論、どうなったか。
お肌がきめ細かになり、便秘も解消され、入らなかったジーパンが・・。
うそです、離脱しないでください。
真面目に書くので許してください。
「え?おっさんブロガーが、メタバース?」「DAOでイベントを作るって、どういうこと?」
そんな疑問もあるでしょう。
そもそも1900人もなんで集められたのか?
もろもろ解説します。
【結論】1900人が参加したメタバースイベントは大混乱だった
はい、そうです、ぼくが企画したメタバースイベントは、1900人の参加者を集めましたが、大混乱が続きました。
いったい、何が・・。
イベント名は『Mame-War(マメウォー)2022』
メタバースプラットフォームの「Cluster」にて、2022/2/23にイベントを開催。
2月の節分の豆まきから着想し、不特定多数の人が参加して、われ先にと鬼のパンツを探し回るイベントでした。
企画から制作まで約1ヶ月。
地道な広報活動と、インフルエンサーからの応援、Voicyなどでの宣伝で、予想以上の来場者数を記録したのです。
メタバースに1900人以上がアクセス
イベントが19時に開始されると、いっきに来場者がなだれ込みました。
ピーク時にはメタバースに1900人以上がアクセス。
参加者の方々は、各自のスマホやPC画面で、同じ時間、同じ世界の中に確かに存在していました。
とうぜん、サーバーにも負荷がかかりますし、限られたアイテムの奪い合いで、「見えてるのに取れない!」という現象が発生しまくり!
まさか、ここまで・・。
主催者である僕の手応えは、来ても500人ほど。
目標は1000人でした。
イベントに参加できない人も
1900人がメタバースイベントに参加すると、どうなるのか?
そうです、そもそも入れない現象もおこるのです。
アプリはDLできても、「入場する」をクリックしても、マメウォーのワールドに入れない!
そんな悲しい事態を知ったのは、イベントが終わってからでした、涙。
最後はまさかの結末に
しかもMame-War(マメウォー)の最後の結末は、悲惨。
なんとギミック(仕掛け)の不具合で、参加者が正しい操作をしているのにも関わらず、ゲームに反映されない事態が発生!
Unityというゲームエンジンでメタバースワールドを作っているのですが、担当者が慌てて対応しアップデート。
それでも解決できず、参加者はどんどん帰っていき、残された方々にはひたすら音声案内とチャットで謝罪でした。
最後は、数十人だけが残ってくれて、慰められながら閉会式。
悔しさと申し訳なさが残るイベントとなりました。
なぜ、1900人が参加したメタバースイベントは、大パニックに?
なぜ、1900人が参加したメタバースイベントは、大パニックになったのか?
聞き込みと感想からいろいろと見えてきました。
1:参加者の回線速度の限界
メタバースは、インターネット接続でたどり着ける仮想空間です。
参加者も一人一人、ネット回線の状態が違うので、結果にばらつきがでました。
当然、高速回線の人の方がスムーズで、Clusterでは顕著にギミックの反映や、アバターの動きに関して影響がでていました。
2:参加者の端末のスペック
次に、メタバースにアクセスしたときの、スマホやPCのスペック問題。
またWindowsかMacかでも、違いが出たようでした。
Clusterの公式発表によると、推奨スペックはゲーミングPCレベル。
ここを満たせていない人+ネット回線が弱い人は、もはや入場できても動けなかったり、入場扉が開かずそもそもエリアに入れず断念・・、なんてことも。
3:Clusterにアップしたギミックがバグる
最後は、ワールド作成ができるエディターのUnityと、アップ先のClusterの反映のバグ。
つまりギミック(仕掛け)は制作側では作れて、テストでもうまくいったのに、本番でバグタイム!!
最後の最後で、絶対条件のギミックが発動せず、誰も攻略できないことが判明して終了。
代替案として、鬼のパンツ近くまでいけた方々の中から、抽選で特典を渡すことにしました。
メタバースイベントは想像以上に異世界だったけれど
ここまで聞くと、「うわっ、最悪のイベントやん」とマイナスなイメージかもしれませんが、ちょっと待って下さい。
メタバースイベント「マメウォー」は、想像以上に異世界で混乱しましたが、とてもいい点もありました。
メタバース初体験者が多く誕生
Mame-War(マメウォー)2022が、初めてのメタバース体験になった参加者も多く、とても嬉しかったです。
世界的なトレンドのメタバース。
Facebookも「Meta」と社名を変えるほどの、熱の入りようですが、普及するのはまだまだこれから。
”これから来る!”というテクノロジーの一端を、マメウォーで体験して貰えたのは、よかったです。
子供の参加者も多かった
実は子供の参加者も多かった。
開催時間は19時なので、小学生くらいの子供は、親のスマホやPCで参戦。
しかもオンライン参加型ゲームがネイティヴ世代なので、「フォートナイト(Fortnite)」のようにすんなり溶け込んでいるようでした。
未来のメタバースを操るのは、こういった子供たちになるでしょうね。
企画自体は受け入れて貰えた
最後に、メタバースイベントで「鬼退治、謎解き、鬼のパンツ探し」という企画と、作り込まれた世界観は非常にウケたと感じています。
特にワールド制作を担当した、3DCGクリエイターのわたなべさんのスキルは圧倒的で、たった一人で建物、迷路、ギミックを作り上げました。
鬼のパンツのひっかけで、「鬼のパンティ」を置いて、参加者が見事に引っかかる様子は、狙い通りで、楽しかったです。(意地悪・・)
ただのおっさんブロガーがDAOでメタバースイベントを作れたワケ
では、なぜ40歳のおっさんブロガーが、DAOという新しいコミュニティ形態でイベントを作れたのか?
プロジェクトをどのように進めたのか?
前職の経験が活きた
ぼくの前職は、自然施設でのアトラクションの設置、管理、接客でした。
野外アスレチックやジップラインです。
広いエリアをチームに分かれて、各遊具を設置、メンテして、お客さん接客もする。
つまり「チーム戦で裏方作業もするし、前線で接客トークもする」、といったスタイル。
ほぼ、そのまんまDAOでもやり方を持ち込んでプロジェクトをすすめ、イベント当日も音声実況で喋り続けました。
自分でもワールド作成をした
マメウォーのメタバースイベントの前には、「メタバース初詣」というイベントも開催していました。
さらにその前にも、CryptoNinjaの忍者キャラが住んでいるというアイデアで、「忍者の里」も制作。
実際に自分で体験していたから、イベント化もできましたし、ワールド制作担当のわたなべさんとも、話が通じやすかったです。
プロジェクトメンバーに恵まれた
やはり一番は、Ninja DAOでプロジェクトを発表し企画書を出したときに、賛同者が来てくれたことです。
一人なら、ここまで大きなイベントにはならなかったハズ。
イラストレーター、アバタークリエイター、音楽家、宣伝・・。
「私ならこういうスキルで関われる!」という距離感で、参加してくれました。
DAOワークは流動的でスピード感もあり、まるで生き物。
またNinja DAOでは、コミュニティメンバーのスキルや経験、人脈にアクセスできるのは、大きなメリットで、DAOの可能性を感じられました。
1900人きたイベントをDAOワークで作った結果・・
さて、プロジェクトメンバー目線で見ると、1900人も集めたメタバースイベントはどういった結果をもたらしたのか?
DAOワークから得られたものは?
参加クリエイターにメリットが発生した
マメウォーのプロジェクトに参加したクリエイターには、いろいろなメリット、変化が発生しました。
アバタークリエイター | ・イベントに合わせたアバターが売れる ・インフルエンサーに使用される ・フォローされる ・イベント後に注文がくる |
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ワールド制作 | ・企業から問い合わせがくる ・他の作品が購入される |
宣伝 | ・各自のラジオやYouTube番組のPR ・コネクション作り |
グッズ | ・作品のPR |
ブログ | ・記事を読んで貰える ・フォローされる |
イラスト | ・DAOに企画部屋を作る ・フォローされる |
音楽 | ・楽曲NFTが売れる |
目に見える分かりやすい変化は、表のような内容です。
しかし、何よりプロジェクトに対して、『自分ならどう関わり、表現するか?』の最高の練習にはなったと思います。
例えばメインビジュアル担当のイラストレーター・MISTさん。
ただイラストを描くだけでなく、イベントを必死に宣伝し、PR方法も思考錯誤。
キャンペーン企画も考え、イベント当日は参加者へのチャット案内や、音声案内にも挑戦しました。
イベント後はNinja DAOでさっそく、絵師さんが集まる企画部屋も作るアクションも!
DAOワークとプロジェクトを通して、新しい自分と出会えたようです。
強いコネクションが作れた
今回のメタバースイベント「マメウォー」では、プロジェクトとチームメンバーを応援してくれる方々と出会えました。
特にWeb3、NFTやメタバースに理解があり、興味関心の高いインフルエンサーさんから励まされたことは、大きな力に。
担当だったhideplusさんの、人柄も素晴らしく、今後につながる大切な出会いを作ってくれました。
コミュニティ全体に刺激になった
最後に、メタバースイベント自体が珍しいうえに、鬼のパンツを探す企画を、真剣に作っているというバカバカしさも目立ったと思います、笑。
Ninja DAOのコミュニティ界隈でも、いい刺激に。
その証拠にいい反応もきてます。
DAOの中にプロジェクトをポンとひとつ置くだけで、チームが動き出して、その波紋が周りに伝わって、コミュニティの外にまで届くイメージ・・。
大成功ではなかったけれど、大収穫にはなりました。
おじさんブロガーがんばりましたよ。
そして、2022/05/25現在は、8月開催のイベント『CNP宝島2022』に向けて、準備中!
40歳ブロガーがDAOでメタバースイベントを作ったら、1900人が参加して異世界だった件<まとめ>
- 初の大型メタバースイベントは大混乱
- 回線とスペック問題
- 集中アクセスにはまだ耐えられない
- メタバースはまだ時間がかかる
- プロジェクトでメリットと変化が
- DAOはコミュニティの力を共有できる
40歳ブロガーがDAOでメタバースイベントを作ったら、1900人が参加して異世界だった件<まとめ>です。
ブログ歴2年半で、いろんなサイトでコツコツ記事を書いてきましたが、まさかメタバースイベントをやるとは・・。
逆に言うと、こんな自分でもできたので、今後どんどん新規参入は増えるでしょうね。
今のうちに、経験積んでおくと将来役に立ちそうなジャンルだと思いました。
マメウォーは大混乱でも、Twitterなどの感想はどれも喜びの声に溢れ、ホッとしてます。
異世界の中で仕事をした、最高のご褒美となりました。
よかったら、Ninja DAOに遊びに来てくださいね!
あなたも異世界にいきませんか?www