この記事では仮想通貨界隈や、分散型SNS、DAOコミュニティでもよく耳にする「POAP」と、その使い方について解説していきます。
NFTはさすがに聞き馴染んできたけれど、POAPって謎ですよね?
価値があって、有名ならばみんなもっと注目しているはず。
なんだか、微妙な存在。
なのでちょっと調べてみました。
POAPの作り方は、【NFT】POAPの作り方と一番かんたんな配布方法<Openseaでは表示されない?>で解説しています!
POAPとはどんなNFT?<使い方の謎に迫る>
POAPとはどんなNFTなのか、使い方や特徴を順に追っていきましょう。
そもそも、POAPって・・?
POAPとは?
POAPは「ポープ」と読み、「Proof of Attendance Protocol」の略になります。
超簡単に結論づけると「参加証明バッジ」
何かのイベントに参加した証として与えられる、「NFT化されたバッジ」と思ってください。
この「イベントに参加」という行為が、今後の分散型SNSの時代に注目されます。
POAPの仕組み
POAPは、イーサリアムの互換性のあるサイドチェーン、「xDaiチェーン」で作られて発行されます。
イーサリアムのアドレスがあれば受取可能。
イベント企画者も参加者も、高速で安い「NFTバッジ」でないと、気軽に配布も申請もできませんよね?
なので基本的には手数料なしで取引が完結することが多いです。
POAPの使用例は?
では、POAPはどんな使われ方をしてきたのか?
いくつか例があるので、イメージがつきやすいと思います。
adidasのPOAP
adidasがメタバースに進出してきたのは2021年末。
ショッピングアプリ『CONFIRMED』の会員限定で、POAPの無料配布イベントを開催。
これはadidasがメタバースで「ガンガンしかけていくよ!」の宣誓みたいな企画で、その記念にPOAPを発行したのです。
SushiSwapのPOAP
SushiSwapのPOAPは、自立分散型組織「DAO」の中で、コミュニティ会議や質問会「AMA」の参加者に配布されました。
この使われ方は、シンプルに「参加証明書」のバッジで分かりやすいと思います。
DecentralandのPOAP
今後、大注目のメタバースの1つ「Decentraland」。
その世界の中では、現実さながらのイベントも開催されています。
例えば、「KnownOrigin Launch Party」というイベント。
デジタルアートの展示企画で、参加者に配れました。
おもしろいのは、他のアートイベントと連動していて、POAPを10個すべて集めると、有名アーティストの特別版のNFTアートが貰える仕組みでした。
CoinGeckoのPOAP
仮想通貨を扱ってる人ならおなじみの、「CoinGecko」は日本版も充実しています。
そんな日本コミュニティに向けて、可愛らしいイベントがあったのが「CoinGecko 七夕NFT 2021」。
毎日ログインしてポチるだけで、コツコツ貰える「キャンディ」と引き換えに、七夕祭りを記念して、オリジナルPOAPが配れました。
CyberConnectのPOAP
日本では12月頃にブームがきた、注目の分散型SNS「CyberConnect」
SNSなどで繋がってきた個人の相関図「ソーシャルグラフ」を、ブロックチェーンで管理する仕組みです。
TwitterやFacebookに自分の「繋がり情報」を握られてるのは、なんかコワイですもんね。
そんなCyberConnectでも、キャンペーン企画でPOAPの配布がありました。
ちなみに、僕のCyberConnectのアカウントです。
ぜひ、フォローお願いします~。
→https://app.cyberconnect.me/address/cryptofon.eth
POAPできること<未来予想も含む>
POAPって、結局手に入って何ができるのでしょうか?
配布側の狙いや、企画参加者の期待なども考えてみましょう。
つまり「持っていて得なの?」っていう疑問ですね。
POAPはラジオ体操の参加シール?
子供の頃、夏休みといえば早朝からのラジオ体操への参加。
毎朝、参加証明としてシール帳にシールを集めていったのが懐かしいです。
POAPを貰うユーザーは「毎回、このイベントに参加してるんだ!」という”勤勉さ”とPOAPを集める”コレクティブ”な喜びを感じることができます。
POAPはファンの証
ある特定のPOAPを集め続けるのは、熱狂的なファンの証明かもしれません。
属しているコミュニティ内において、自身のブランディングにもなりますし、ステータスにもなります。
POAPは戦略的に使われる
では企画者側はどうでしょう?
先ほどのadidasのように「今後、持っていたら何かお得だよ」を匂わすのは、ビジネス的な戦略ですよね。
Decentralandのアートイベントでも、「10個POAPを集めたら、有名アーティストのNFTが貰える」も、イベント集客の常套手段です。
POAPホルダーだけの特権
指定されたPOAPを持っている人だけがアクセスできるコミュニティ。
指定された数を保有しているホルダーだけが貰えるNFTやトークン。
こんな線引きが今後も増えていくと思います。
つまり「POAPに価値が出てくる」ということですね。
イベントや発行元のコミュニティの認知度により、ハズレはあるでしょうが、結論「貰えるなら、貰っとけ!」の精神がいいのかな?と思います。笑。
POAP×分散型SNS
CyberConnectやDebankは、個人の情報を偽造できないブロックチェーン上において管理するサービスです。
人との繋がりや、ウォレット履歴がまるっと分かっちゃうので、「その人、どんな人?」がデータからわかる。
では、その人「どんなことやってきたの?」が分かるのがPOAPかもしれない。
参加バッジなので、その人の「行動、興味、属しているコミュニティ」が分かる。
まさに、「デジタル名札・名刺」
バッジがステータスアイコンになるんですよね。
【結論】POAPは魅力的な使い方ができるNFTだ!
- POAPは参加証明バッジ
- POAPは価値が付くこともある
- POAPはコレクティブな特性がある
- POAPはイベントにユーザーをステイさせる
- POAPは特権を付与/獲得できる
- POAPはステータスになる
結論、POAPの使い方はこのようにまとめられる。
貰えるものは、貰っておこう!
Twitterで流れてくる情報にはすかざずブックマークで。
人気NFTコレクションの「CryptoNinja」では、Ninja DAOというコミュニティがあります。
その中で仮想通貨関連のクイズ企画が開催中。
面白いですよねー!
一定の得点が出れば特別なNFTが配布されるので(当初はPOAPだった)、あなたのレベルをはかってみましょう。
このNFTもまた何かの”特権”として価値がでるのかも!?(期待)
Ninja DAOの新企画「クリプトリテラシー検定」をリリースしました!
合格者には、特別なNFTをドロップします。
このNFTを保有している人は、Ninja DAOの限定チャンネルにも参加することができます。
特に貢献してくれそうな方には、投票トークンも提供。
ぜひ挑戦を!https://t.co/bVDGHuZS1M pic.twitter.com/304Yr9Igzt— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) January 10, 2022