LINE NFTが注目を集め始めています。
人気のNFTプロジェクトが参入し、抱えていたファンがそのままLINE NFTにも移動してきた印象を受けます。
2024年1月、日本のLINE NFTはDOSI(ドシ)というLINE系の海外NFTサービスに統合されました。これによりLINE NFTはなくなり、現在はDOSIにて利用可能です。CNPVillainsやCNPToysなどのNFTもDOSIのマーケットで購入可能です。DOSIの使い方は以下をご覧下さい。
ファンは手に入れたNFTを、二次流通マーケット(転売)で自由に売買が可能。(※出品不可のものもある。)
そこでNFTに慣れている人も、LINE NFT初心者も次のような疑問を感じていませんか?
この記事では、出品通貨の違いから、引かれる出品手数料の結果を調査してみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 少しでも売上を確保したい!
- 違いを比較してみたい!
- 出品手数料を理解したい!
そういった方にオススメです!
ではどうぞ!
(ー本記事は「LINE BITMAX」のPR案件ですー)
LINE NFTの出品手数料とは
LINE NFTは法人しかNFT企画を持ち込んで販売契約できませんが、いったん販売されてユーザーに渡ったものは、自由に二次流通マーケットで転売が可能です。
売りに出す際に、出品手数料(販売手数料)の確認画面が表示されます。
出品手数料の仕組み
手数料合計=コンテンツ料+受取手数料です。
コンテンツ料とは、NFTを制作した法人に支払われます。
そして法人は、その一部をLINE側に支払います。
受取手数料とは、LINE Payの日本円出品時のみ発生。
売上をLINE Pay残高に反映する際の手数料となり、定額となっています。(※2023年6月時点。)
いくら取られるのか?
コンテンツ料は、おおむね15%~25%が多いようです。
そこに日本円の場合、受取手数料55円が(定額)加わります。
※2023年6月時点。
いつ発生するのか?
手数料は出品したNFTが、他のユーザーに購入された場合にのみ発生します。
出品しただけでは徴収されません。
「値付けを間違えた!」と思ったら、キャンセルもできます。
計算方法は?
各NFTコレクションの手数料率が気になる方は、かんたんな計算式で導き出せます。
保有しているNFTに限られますが、試しに「出品」を選択して、適当な値付けで確認してみましょう。
コンテンツ料÷出品金額=手数料率。
だいたい、どのNFTも15%~25%ではないでしょうか?
では、LINE NFTでも取引が比較的多いNFTコレクションを実際に見てみましょう!
CNP Villainsの出品手数料
CNP Villainsはイーサリアムチェーンで展開されている、CNP(CryptoNinja Partners)のダークサイドコレクション。
CNPのキャラたちが悪役で登場します。
→【LINE NFT】CNP Villains(CNPVN)とは?買い方と特徴
日本円で出品する場合
コンテンツ料 | 1,000円(0.19FNSA) |
---|---|
受取手数料 | 55円(0.01FNSA) |
手数料合計 | 1,055円(0.201FNSA) |
受け取り金額 | 3,945円 |
コンテンツ手数料 | 20% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
5,000円で出品した場合、売れたら入る金額は3,945円でした。
受取手数料は、LINE Payで日本円を残高に反映するために必要なコストで、55円かかります。
FINSCHIAで出品する場合
コンテンツ料 | 0.1431FNSA(749円) |
---|---|
受取手数料 | なし |
手数料合計 | 0.1431FNSA(749円) |
受け取り金額 | 0.8109FNSA(4,248円) |
コンテンツ手数料 | 15% |
※※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
次は、仮想通貨FINSCHIA(フィンシア:FNSA)で、5,000円相当額で出品してみました。
結果は、手数料は0.1431FNSA(749.72円)で、利益は0.8109FNSA(4,248.45円)でした。
分かりやすくすると、5,000円相当で出品したら、手数料は約750円で利益は約4,250円だったと言い換えられますね。
CNP Toysの出品手数料
CNP ToysもCNP Villainsと同様に、CNPの公式コレクションの1つです。
CNPがLINE NFTで広まるきっかけになった作品です。
→【NFT】CNP Toysとは?買い方と特徴を徹底解説<ファウンダーkim.さんにもインタビュー!>
日本円で出品する場合
コンテンツ料 | 1,000円(0.19FNSA) |
---|---|
受取手数料 | 55円(0.01FNSA) |
手数料合計 | 1,055円(0.201FNSA) |
受け取り金額 | 3,945円 |
コンテンツ手数料 | 20% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
CNP Toysの日本円出品の場合、手数料設定はCNP Villainsとまったく同じでした。
5,000円で出品し売れた場合、利益は3,945円となります。
FINSCHIAで出品する場合
コンテンツ料 | 0.14295FNSA(749.53円) |
---|---|
受取手数料 | なし |
手数料合計 | 0.14295FNSA(749.53円) |
受け取り金額 | 0.81005FNSA(4,247.35円) |
コンテンツ手数料 | 15% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
LINE Payは使わないので、受取手数料なし。
5,000円相当額で出品してみましたが、CNP Villainsと同じ手数料率15%でした。
まとめると、5,000円相当で出品したら、手数料は約750円で利益は約4,250円となります。
フリーミントのCNP Toysは?
CNP Toysは合計で66,666個のNFTを無料配布(フリーミント)しました。
二次流通マーケットでは、売買が盛んに行われています。
出品手数料を調べてみたところ、日本円でもFINSCHIAでも、「CNP Toys」と同じコンテンツ料の設定でした。
資産性ミリオンアーサーの出品手数料
資産性ミリオンアーサーは、スクウェア・エニックスのNFTプロジェクトです。
デジタルシールを集めたり、ゲームをプレイしてポイントを貯めたりできる人気のコレクションです。
日本円で出品する場合
コンテンツ料 | 750円(0.143FNSA) |
---|---|
受取手数料 | 55円(0.01FNSA) |
手数料合計 | 805円(0.153FNSA) |
受け取り金額 | 4,195円 |
コンテンツ手数料 | 15% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
資産性ミリオンアーサーは、日本円出品でコンテンツ手数料15%でした!
5,000円で出品した場合、利益は4,195円。
FINSCHIAで出品する場合
コンテンツ料 | 0.0951FNSA(499.58円) |
---|---|
受取手数料 | なし |
手数料合計 | 0.0951FNSA(499.58円) |
受け取り金額 | 0.8559FNSA(4,496.27円) |
コンテンツ手数料 | 10% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
FINSCHIA出品だと、コンテンツ手数料はさらに下がり10%に。
円で分かりやすく言い換えると、5,000円相当額で出品し、手数料は500円、利益は4,500円となります。
JIN TEN MEMORIAL NFTの出品手数料
JIN TEN MEMORIAL NFTは、芸能人の赤西仁さんのNFTコレクションです。
フリーミント(無料配布)で誰でもゲットできました。(※現在は終了)
日本円で出品する場合
コンテンツ料 | 750円(0.142FNSA) |
---|---|
受取手数料 | 55円(0.01FNSA) |
手数料合計 | 805円(0.153FNSA) |
受け取り金額 | 4,195円 |
コンテンツ手数料 | 15% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
コンテンツ手数料は15%。
5,000円で出品すると、利益は4,195円となります。
FINSCHIAで出品する場合
コンテンツ料 | 0.0952FNSA(499.78円) |
---|---|
受取手数料 | なし |
手数料合計 | 0.0952FNSA(499.78円) |
受け取り金額 | 0.8568FNSA(4,498.07円) |
コンテンツ手数料 | 10% |
※FINSCHIA(フィンシア:FNSA)は2023/04/24の時価を表示
コンテンツ手数料は10%でした。
5,000円相当額で出品した場合、500円が手数料で利益は4,500円となる設定です。
LINE NFTの出品手数料、日本円とFINSCHIAはどちらがお得?
今回、LINE NFTの出品手数料を、各NFTコレクションを通して調べてきました。
日本円とFINSCHIA、どちらがお得なのか、結論がでました!
条件付きなのでスッキリしませんが…。
結論、出品金額が1.18FNSA以上ならFINSCHIA出品がお得
項目 | 1FNSA= 4,000円なら | 1FNSA= 5,000円なら | 1FNSA= 6,000円なら |
---|---|---|---|
日本円出品 (+18%) | 4,720円 | 5,900円 | 7,080円 |
日本円利益 (手数料20%+55円) | 3,721円 | 4,665円 | 5,609円 |
FINSCHIA出品 (+18%) | 1.18FNSA (4,720円) | 1.18FNSA (5,900円) | 1.18FNSA (7,080円) |
FINSCHIA出品利益 手数料(15%) | 4,012円 | 5,015円 | 6,018円 |
利益差 | 291円 | 350円 | 409円 |
取引所手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
LINE Payへ出金後 (-110円) | 3,902円に | 4,905円に | 5,908円に |
日本円と比べて | 181円節約 | 240円節約 | 299円節約 |
※取引所での売買注文は手数料-0.01%のメイカー注文とする。
※換金した円をLINE Payに出金するには110円必要。
結論、1.18FNSA以上で出品する場合は、FINSCHIA出品がお得です。
「+18%」で計算してみれば分かります。
例えば、1FNSA=5,000円のレートの時なら、5,000円×18%=900円。
なので5,900円=1.18FNSAで出品します。
売れるとFINSCHIA出品では、手数料15%が引かれるので、利益は5,015円(1.003FNSA)
1.003FNSAをLINE BITMAXの取引所に持ち込み、メイカー手数料-0.01%で円に交換すると、取引手数料は0円です。
換金した5,015円をLINE Payに戻す時に110円必要なので、4,905円になります。
もし日本円出品(手数料20%+55円)していたら、利益は4,665円でした。
240円の節約になることが分かりますね。(手間だけど…)
大前提として、LINKを日本円に交換できるLINE BITMAXの「取引所」は1FNSAからしか売買ができません。
なので、手数料を引かれた利益が、1FNSA以上になるように出品額を設定する必要があります。
ちなみに、2023年4月末では1FNSA=5,450円です。
FINSCHIA出品がお得な理由
FINSCHIA出品がお得になる理由としては、以下があげられます。
LINEが自社で作った仮想通貨FINSCHIAを使って欲しい意図を強く感じます。
優遇措置が取られているんですよね。
そのために、手数料も日本円より安く設定しています。
LINE BITMAXはLINEが運営する暗号資産取引所。
LINE BITMAXの「取引所」で日本円に換金する場合の手数料は、メイカー注文だと「-0.01%」(マイナス手数料)
テイカー注文であっても0.05%なので、めちゃくちゃ安いです。
おそらく0円や数円ほどですみます。
FINSCHIA出品のメリット、デメリット
FINSCHIA出品のメリット、デメリットをまとめました。
【メリット】
・出品手数料(15%)が安い
・1回の取引で1FNSA以上の利益なら、日本円出品よりお得
【デメリット】
・最初にFINSCHIAの準備が必要
・1FNSA以下の利益なら、取引所で安く円に換金できない
・LINE BITMAXで換金する手間
・仮想通貨なので価格が変動する
・日本円(LINE Pay)しか持っていない人からは、購入してもらえない
1FNSA以上なら受け取れる利益を守れる分、手間や注意点が多いのは、デメリットかもしれません。
LINE BITMAXの取引所では、手数料を抑えて日本円に換金できます。
ただし、最小取引単位が「1FNSA」からなので注意しましょう。
日本円出品とFINSCHIA出品の比較
項目 | 日本円出品 | FINSCHIA出品 |
---|---|---|
通貨の準備 | 不要 | 必要 |
出品手数料 | 高い(25%など) | 安い(10%など) |
受け取れる利益 | 少ない | 多い |
円に換金 | 不要 | 必要 |
価格変動 | なし | あり |
LINE NFTでの需要 | 多い | 少ない |
1FNSA相当以上の利益 | 損 | お得 |
日本円出品とFINSCHIA出品を比較して見てみましょう。
LINE Payの日本円出品は、換金の手間がないのでめちゃくちゃラク。
その分、コンテンツ料は20%以上などと高め。
いっぽうで、FINSCHIAは準備や換金が手間。
ただし、利益が1FNSA以上であれば日本円で出品するよりもお得になります。
FINSCHIA出品の利益を日本円に換金する方法
FINSCHIAで出品し無事に売れた場合、利益を日本円にしておきたいですよね?
方法を紹介します。
解説記事も参考にどうぞ!
→【手数料は?】LINE BITMAXの取引所でFINSCHIA(旧LINK)と日本円の売買をしてみた
LINE BITMAXの取引所を使う
LINE BITMAXはLINEが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
LINE NFTで入ったFINSCHIA(フィンシア:FNSA)での売上は、「取引所」で日本円に換金しましょう。
メイカー注文ならマイナス手数料(還元)です。
「販売所」であれば1FNSA以下でも円に換金できますが、「販売所」の実質手数料(スプレッド)はかなり高いのでオススメしません。
もちろん、FINSCHIAの値上がりを期待して、持ち続けるのも自由。
最小取引単位に気をつける
LINE BITMAXの「取引所」では、FINSCHIA(フィンシア:FNSA)と日本円を売買できますが、最小取引単位が「1FNSA」から。
1FNSA以下の利益だと「取引所」では、取引できないので注意です。
「販売所」でもできますが、スプレッドと呼ばれる実質手数料が発生するので、割高になります。
LINE Payに出金する
LINE BITMAXで無事に日本円にできたら、そのままLINE Payに出金しましょう。
出金手数料は110円(税込み)です。
ここで110円という大きな数字がでてきます。
ちなみに銀行口座への出金は400円(税込み)もかかります..。
【まとめ】LINE NFTの出品手数料はどちらがお得?
LINE NFTの出品時の悩みが少しは解決したのではないでしょうか?
まだまだFINSCHIAの利用率は低いので、使い勝手がイマイチかもしれませんが、手数料だけみるとお得です。
出品する際には、ぜひ「利益=売値ーコンテンツ料」を意識して、市場価格とも照らし合わせてやってみて下さい。
FINSCHIAを日本円にする場合は、LINE BITMAXの「取引所」で行いましょう!
「販売所」は高いです。