この記事ではVenus(ヴィーナス)にBTCBを預けてBUSDとVAIを借りる方法を解説します。
私も初めてだったのですが、調べまくってなんとか難関突破!
画像つきで解説してみるので、参考にしてください。
ちなみにBTC(ビットコイン)はBinanceからMetaMask(メタマスク)に送金すると、BTCBという名前になるので、BTCと同意と思ってください。
BTCBを預けて、それを担保にBUSDとVAIという仮想通貨を借りること。
- Venusの仕組みに慣れる
- XVSの年利を考慮する
- BNBはガス代として使う
- 借りたBUSDとVAIもMetaMaskに反映させる
まだMetaMaskにBTCBとBNBが入ってない人は、先にこっちを読んでくださいな。
Binance(バイナンス)を使うには、コチラから登録・口座開設を。
手数料が安くなります。
ぶっちゃけ、Venusとは何なのだ?
ぶっちゃけ、Venusとは?
私も最初はワケが分からなかったです。
素人感覚で一番しっくりきた理解が、『仮想通貨を貸し借りできるプラットフォーム』
販売所・取引所ではないので、Venusで借りた通貨を「送金」という作業で、MetaMaskに送る必要はない。
借りただけで、ウォレットに反映される。
Venusに仮想通貨を預けることができる
Venusは仮想通貨を預けることができます。
銀行のように手持ちの通貨を預けると金利が貰えます。
APYは年利。
例えばBUSDは預けるだけで25.71%の年利がつくことが分かりますよね。(執筆当時で)
XVSはVenusを利用するだけで貰えるトークン(証明のようなもの)で、それ自体も仮想通貨のように取引でき、また年利もつきます。
ワケのわからない仕組み・・。
そのXVSの年利を含まない(付与XVSをOFF表示)させると、各通貨の純粋な預け入れ年利が分かる。
Venusから仮想通貨を借りることができる
「Borrow Market」を選ぶと各通貨を借りたときの利子が表示されます。
返済なので赤字で表示されます。
しかし、Venusの面白いところは、先ほどの「APY Without XVS」の所を「XVS年利も入れる」に切り替えてみてください。
あら、不思議。
貰える年利表示の緑色の通貨がいくつか出てきました!
Venusでは預けたり借りたりすると、その証明でガバナンストークンであるXVSが付きます。
そのXVSの年利も計算にいれると、プラスになる通貨がでてくるのです。
これにはビビった!
たとえば、「XRP」は緑表示の「2.69%」
通貨をクリックすると。
ホンマ、意味不明なシステムだけど「借りると貰えるXVSの年利」が考慮される。
なので、この場合は「6.11%ー3.41%」=2.7%(2.69%)になる仕組み。
銀行にはないよね!?こんなシステム。
ただXVSの市場価値が反映されるので、いつもプラスになるとは限らない。
それが事実に、「APY Without XVS」の所(付与XVSがON表示)でも赤字の通貨もあるしね。
返済金利と貰える年利の数字上のただの引き算なので、この場合、実際に借りたXRPは利子をつけた上で「XRP」として返済しないといけない。
XVSの年利は当然、「XVS」として年利を受け取り、「vote」というページで表示される。
緑表示だからといって、返済時に「XRP」の額が少なくなっているワケではないので、注意!
Venusを使うだけでXVSというガバナンストークンが貰える
Venusの最後の特徴が、ここを利用するだけでXVSというガバナンストークンが貰えるということ。
もう、何度もでてきたけど、貸し借りするだけでその証明(トークン)として貰えるもの。
なんか、正式には運営に口出しできる投票権みたいなものらしいけれど、それが仮想通貨化していて普通に取引ができる。
- 他の取引所で違う仮想通貨と交換する
- 他の取引所で流動性の提供で使う
- XVS自体を預けて、年利を貰う
- XVSを預けて担保にして他の通貨を借りる
- 回収してウォレットに入れておく
pancakeswapなどの取引所で、他の通貨と交換(swap)したり、XVSと他の何かの通貨のペアで「流動性の提供」(LP)をするとLPトークンが貰え、それをまた運用する。
こういった使用目的の他にも、そのままVenusにXVSを預けて年利を貰い、担保にもして他の通貨を借りたりもでる。
MetaMaskなどのウォレットに入れておきたいときは、Venus上から回収しないといけません。
Voteからできます。
MetamaskでXVSが表示されない場合は、カスタムトークンの追加をしないといけません。
XVSのToken Contract Addressはコチラからどうぞ。
いざ、Venusに預ける
では、本番。
まずMetaMaskなどのウォレットに仮想通貨は入ってるよね?
Venusを開くと勝手にウォレットと繋がるはず。
BTCBを預ける
BTCBを預けてみる。
「Supply Market」からBTCBをクリック。
好きな額を入力。
(当時の写真撮り忘れ、哀・・)
初めてやる場合「Enable」と表示されていたら、クリック。
一回だけの作業です。
BTCBの担保設定(Collateral)をする
次に預け入れたBTCBを担保に他の通貨を借りたいので、「Collateral」をONに。
設定するだけでガス代(手数料)を取られる。
これで、準備OK!
Venusから借りる
次はVenusからBTCBを担保に他の通貨を借りてみる。
今回はBUSDとVAI。
預け入れたBTCBの(Supply Balance)の80%が最大で借りられる余力。
黄色のところに「Borrow Limit」として表示される。
BUSDの借り方
まず、BUSDを選択で「Borrow」を確認。
①の「SAFE MAX」を選ぶと先ほどの「Borrow Limit」の40%が表示される。
「欲張らずに安全に借りようぜ!」というSAFEモード。
で、一般的に勧められている方法は、さらにその半分である20%で借りるということ。
なので②のところで、表示された「SAFE MAX」の半分の価格を入力。
③で借りるでOK。
初めてやる場合「Enable」と表示されていたら、クリック。
一回だけの作業です。
借り入れ可能額「Borrow Limit」の約20%のBUSDでとどめておく。
万が一、借り入れ資産であるBTCBが急下落しても影響を受けにくい。
ど素人のおっさんである私も、ビビったので20%にしました。
MetaMaskのトークンの追加。
BUSDのトークンコントラクトアドレス
→0x4fabb145d64652a948d72533023f6e7a623c7c53
VAIを借りる
VAIとはVenusが発行している通貨でステーブルコインと呼ばれるもの。
さっきのBUSDもステーブルコイン。
ドル$と同じ価値で、「仮想通貨界のドル」と思えばOK。
仮想通貨市場がイケイケでも、超下落の大荒れでも、影響を受けずにドルとほぼ同じ値動きをするので、計算ができ安定的に扱える通貨です。
VAIを借りるには「mint」を使う。
「mint」は調べると“硬貨を鋳造する・造幣局”ということらしいので、BTCBを担保にVAIを鋳造するって感じかな。
「Mint/Repay VAI」を選択、左側のフォームを使う。
返済するときは右側の「Repay VAI」でいい。
「SAFE MAX」を選択。
VAIも借り入れ余力を設定する
VAIも借り入れ余力は「SAFE MAX」を設定すると、自動で20%ほどになるハズ。
もともと、「SAFE MAX」を選ぶと「Borrow Limit」の40%が表示されていたので、BUSDで20%使い、そしてVAIで20%です。
「Mint VAI」をクリックしてトランザクションを通しガス代を払えば、完了!
借り入れ金額は「Borrow Balance」として表示されます。
VAIのトークンコントラクトアドレス
→0x4bd17003473389a42daf6a0a729f6fdb328bbbd7
VenusにBTCBを預けてBUSDとVAIを借りるメリットとは?
最後になるけど、そもそもVenusにBTCBを預けて、BUSDとVAIを借りるメリットとはなんだろう?
私も最初は操作を調べるだけでいっぱいいっぱいでした。
普通の銀行だと人間が窓口で対応し、手数料や人件費がかかってるけれど、仮想通貨のVenusのようなDeFi(非中央集権的金融)はプログラムで動いているだけ。
すごいシステムだ!
BTCBを売らなくてもすむ
Venusは銀行機能の「貸す、借りる」に特化したプラットフォーム。
交換所、取引所ではないので手元からBTCBが無くなるワケではない。
BTCBを預けるだけだし、引き出したい時は「Withdraw」でいつでも引き出せる。
いつでも担保を取りやめできて、いつでも借りた通貨の返済操作も可能。
Venusを使うだけで金利(年利)+トークンの付与
Venusを使うだけで金利(年利)+トークンの付与されるなんて、意味不明な仕組みだよね?
預けて年利が付くのは分かるけど、通貨によっては借りても年利が貰える!
普通は「利子つけて返せよ!」でしょ、笑
ホント信じられない。
しかもXVSというトークンも貰えて、それは仮想通貨として売買もできるので美味しすぎる。
その後の仮想通貨の運用につながる
この後、ほかの取引所で仮想通貨を運用していく時に、Venusで借りた通貨が使えるので一気に幅が広がる。
借りた通貨をpancakeswapなどで流動性の提供をして、そこでcakeなどのトークンを貰い、そのトークンをまた運用していく・・。
通貨自体を持っていなくても、“借りた”もので、利益を出していけるシステムは便利。
もちろん、市場価格の変動で担保のBTCBが下落すると借り入れ余力が影響を受けるので、リスクはあるけれど、そのためのSAFE MAXだしね。
次は、いよいよpancakeswapへ!